2021年07月09日
検査科のコロナウイルス検査
沖永良部徳洲会病院では島内でクラスターが発生した時はコロナ検査は1台(14名まで検査可)での運用でしたが、与論徳洲会病院から検査機器を1台借りる事によって迅速に院内でのコロナウイルス検査(LAMP法)を行う事が出来ました。

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2021年07月09日
広報委員会・組合主催マリンレジャー

7月3日(土)の午後と7月4日(日)の午前に、広報委員会と組合合同で、職員とその家族限定のマリンレジャーを実施しました。

偶然にも7月3日は沖縄と奄美地方が梅雨明け。本格的な夏に突入したと思われます。
コロナ禍で職員だけでなく、家族や子供達にも自粛を強いられ、2年以上島外に出ていない職員もいます。
旅行や買い物で島外に出られない状況が続き、例年では町の夏祭りや花火大会、各字の盆踊りなど、沖永良部島が一番賑わう季節ですが、全て中止となっています。
このような状況でも、職員やその子供達に夏の思い出を作ってあげたいと思い、企画しました。

一カ月以上、沖永良部島に新型コロナの新規陽性者が発生しておらず、和泊・知名両町の警戒レベルも引き下げられたため、実施する事が出来ました。
職員だけでなく家族、特に子供達の笑顔や笑い声が聞こえた時は、やって本当に良かったと思いました。
このような状況ではありますが、当院は従業員満足度(EP:Employee Satisfaction)向上に努めています。

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2021年07月08日
通所リハビリ 七夕飾り
7月7日は年に一度、彦星と織姫が出会える七夕ですね。
通所リハビリでも作業療法の一環として、利用者様にご協力いただき七夕飾りを作成しました。
大きな紙に黒と青の折り紙で貼り絵をしていただき、広大な夏の夜空を作り上げました。
そこに、無数の折り鶴を並べて天の川に見立てています。
皆様の頑張りもあって、職員が想定していた以上にずっと立派な物が完成しました。

また、皆様の願い事を書いた短冊も笹に飾らせていただきました。
すべての願い事が叶いますように。

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通所リハビリでも作業療法の一環として、利用者様にご協力いただき七夕飾りを作成しました。
大きな紙に黒と青の折り紙で貼り絵をしていただき、広大な夏の夜空を作り上げました。
そこに、無数の折り鶴を並べて天の川に見立てています。
皆様の頑張りもあって、職員が想定していた以上にずっと立派な物が完成しました。
また、皆様の願い事を書いた短冊も笹に飾らせていただきました。
すべての願い事が叶いますように。

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2021年07月08日
【奈良県立医大】花川先生研修終了!
当院は2019年度より奈良県立医科大学の初期臨床研修の地域医療研修病院となっております。今年度で3年目に入り、ほとんどの研修医の先生が8週間毎に研修に来られます。初めは6週間を予定していても沖永良部を気に入り8週間に延長した先生や同時期に3人も奈良県立医科大学から初期研修医がいた時もありました。
今回は今年度のトップバッター 花川傑(まさや)先生です。

当院での研修終了時は玉榮院長より修了書と島の特産品(黒糖焼酎など)が贈呈されます。
今年度より必須となった一般外来診療、訪問診療など精力的な仕事ぶりを発揮しておりました。

訪問診療先の患者様宅にて。飼い犬と随分と仲良くなりました。
以下、花川先生の8週間の地域医療研修の感想です。
こんにちは。奈良県立医科大学附属病院から2ヶ月間研修させて頂きました、花川傑です。離島研修するにあたって、たくさんのワクワクとそれより大きな不安を抱えながら奈良県を旅立ちました。大学での研修とは違って、研修医ではなく1人の「医者」として毎日を過ごしていくプレッシャーがありました。実際、自分の臨床能力の低さを痛感する日々で、頭を抱えながら最初の2.3週間を過ごしていました。ただ自分が恵まれていたことは、外科は玉榮先生、内科は藤崎先生にいつでも頼れるということでした。沖永良部での研修に慣れてくれば、最初の頃に感じていたプレッシャーは、1人の患者をしっかり見ていく責任感に変わり、医療をすることへのやりがいに変わっていきました。
もう一つ恵まれていたことは同期の研修医2人と同じ時期に研修できたことでした。優秀でガッツのある2人に囲まれて、多くのことを2人から学ばしてもらいました。仕事だけでなく、プライベートでも笑いの絶えない有意義な2ヶ月を送ることができました。

研修を受け入れて下さった沖永良部徳洲会のスタッフの皆様、本当にありがとうございました!

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2021年07月06日
結の島ナースオンライン相談会

結の島ナースの派遣先すべての病院で
7月26日(月)〜8月6日(金)、オンライン相談会を開催いたします。
『期間はどれぐらいから行けますか?』
『行ってみたいけど、実際の生活が不安』
『離島ってどんなところ?』
『病院が色々あるけど、どんなところが違うの?』
『住むところはどうなりますか?』
など、色々な疑問質問にお答えします。
離島・僻地医療へ踏み出してみたい、参加を迷われている
看護師のみなさん、 実際に現地で勤務されている看護師さんと、
一度お話しされてみませんか?
是非ご参加ください。
▼受付対象病院
・名瀬徳洲会病院
・喜界徳洲会病院
・瀬戸内徳洲会病院
・沖永良部徳洲会病院
・笠利病院
・与論徳洲会病院
・徳之島徳洲会病院
・屋久島徳洲会病院
▼相談会の詳細はこちら
開催日:7月26日(月)〜7月30日(金)、8月2日(月)~8月6日(金)
時間 :10:00~16:00迄 ※40分ほど目安にお時間調整させて
いただきます。
会場 :オンラインにて(ZOOM使用)
参加方法:必ず事前の申し込みが必要となります。
応募締め切り:8月1日(日)まで
▼お問い合わせフォーム
https://www.yui-nurse.com/contact/
※お問い合わせフォーム「その他」をお選びいただき、
必要事項をご記入の上ご応募ください。
※オンライン相談を希望される病院名と、ご希望の日にちを
必ず第3希望までご記入ください。
10時~16時までの間でお時間調整させていただきます。
※ご質問等ございまいしたら、事前にご連絡いただけると幸いです。
たくさんのご応募お待ちしております。
詳しくはブログをチェックして下さい↓↓↓
https://www.yui-nurse.com/blog/2021/07/02/3021/
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タグ :応援ナース
2021年06月26日
吉田尊久先生お世話になりました
本日紹介する先生は吉田尊久(たかひさ)先生です。
吉田先生には令和3年3月から今月18日までの約3ヵ月半大変お世話になりました。
吉田先生には主に一般内科外来と訪問診療、療養病棟を担当していただきました。特に新型コロナが流行し、病院機能がストップしたときは電話診療を全部お願いしていました。嫌な顔ひとつせず、どんどん私に仕事をくださいというアグレッシブなDr.です。
4階病棟の皆さんと

訪問スタッフとワイワイやりながら楽しそうに診療していました。楽しみながら仕事をするっていいですね。


訪問診療の合間にひまわりに囲まれて

来月から地元の福岡市のクリニックで勤務されるとのことで、沖永良部徳洲会病院職員一同で応援しております。
(文責:藤崎)
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2021年06月22日
WEB子育て座談会
6月18日(金) WEB子育て座談会が行われました。
テーマは「子どもの心の育ち方」
講師は、当院で小児相談外来で定期的に診療をしている
さくら通りクリニック 小児科医 浦部延子先生です。
今回は和泊町保健福祉課が中心となり、和泊町の保育園、こども園の
先生方が約40名参加されました。



浦部先生は、診療で来島した際に、児童発達支援センターや
学校、行政機関と連携を図り、
子どもたちの支援をして頂いています。
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テーマは「子どもの心の育ち方」
講師は、当院で小児相談外来で定期的に診療をしている
さくら通りクリニック 小児科医 浦部延子先生です。
今回は和泊町保健福祉課が中心となり、和泊町の保育園、こども園の
先生方が約40名参加されました。



浦部先生は、診療で来島した際に、児童発達支援センターや
学校、行政機関と連携を図り、
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2021年06月17日
離島実習講義
大阪医科薬科大学看護学部実習、昨年に続き今年も学生達を受け入れることはできませんでしたが、Zoomを使っての講義をすることが出来ました。

学生7名と教員3名が参加してくれました。

講師は徳野美幸副主任。
「沖永良部島の文化を踏まえて医療の現状と課題」
「沖永良部島における看護職者の役割と関係機関との連携」
熱心に聴き入る学生から島外搬送や予防への取り組み、在宅復帰に関して等等、沢山の質問もありました。双方にとってとても有意義な時間になったと思います。
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学生7名と教員3名が参加してくれました。

講師は徳野美幸副主任。
「沖永良部島の文化を踏まえて医療の現状と課題」
「沖永良部島における看護職者の役割と関係機関との連携」
熱心に聴き入る学生から島外搬送や予防への取り組み、在宅復帰に関して等等、沢山の質問もありました。双方にとってとても有意義な時間になったと思います。
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2021年06月13日
地域研修終了 中部徳洲会病院 塚原崇夫先生
グループ病院である中部徳洲会病院からは2か月毎に2年目研修医の先生方が当院へ研修に来ます。
今年度のトップバッターは塚原先生でした。

写真真中が塚原先生、左:山崎先生(昭和大学)、右:花川先生(奈良県立医科大学)

以下、塚原先生の感想です。
沖縄中部徳洲会病院初期研修医 塚原崇夫と申します。
この度は4月、5月の2ヶ月を間沖永良部徳洲会病院で研修させて頂き誠にありがとうございました。現在私が所属している中部徳洲会病院とは異なった経験を積む事が出来、実りのある2ヶ月間になったと思います。
私が普段研修している病院では、当直で救急患者さんの診療をしつつ日中の病棟管理を行うというような当直業務に比重が重く置かれていましたが、沖永良部徳洲会病院の研修は真逆であり、自分が主治医として患者さんの診療を進めていくものでした。慣れない業務で苦しんでいる時も、日々の業務で多忙な上級医の先生方は気軽に相談に乗り適切なアドバイスを下さり、診療に取り組み易い環境でした。
また、限られた医療資源の中で、患者さんの生活背景を考えながら入域から退院まで診療を行うということは責任感を培う今までにない非常に有意義な経験となりました。
そして自分とは違う環境にいる研修医と過ごす生活は、自分の今後の研修を見つめ直す刺激になったと思います。
コロナが流行してしまい島のレジャーを体験する機会が減ってしまったのは非常に残念なことでしたが、普段の環境とは違う場所で研修するこの2ヶ月間は大変貴重な経験になりました。沖永良部徳洲会病院の先生方、医療スタッフおよび関係者の方々に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

当院のスクラブ、プレゼントです

アフターファイブは筋トレに励んでいました

(文責;内科 藤崎)
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2021年06月09日
コロナクラスター院内反省会
日本全国で新型コロナが蔓延している中、ここ沖永良部島では2020年は3名程度の発生でしたので、全国的な蔓延とは無関係のような空気がどことな~く流れていました。しかし、4月半ばから1か月ほどの間に約40名の方が罹患し、いわゆるクラスターの発生がありました。正式には知名町クラスターと名は付いていますが、個人的には沖永良部クラスターと思っています。幸い、全員無事軽快されたので、そういう意味ではめでたしめでたしでした。
本日は、この集団発生を経験したことにより見えてきた課題、次につなげるための対策について院内で話し合いの場を持ちました。本当に考えなくてはならないことがたくさんたくさん見つかりました。

いくつか例をあげると
・新型コロナ感染症対策本部である鹿児島県庁、保健所、両町役場、宿泊療養所、徳洲会グループ病院等々との連携
・通常時でさえ足りないのに、医療スタッフを増員しなくてはならない
⇒今回はグループ内からの派遣があったため何とかやり過ごしたが、なかった場合はどうするか
・通常外来診療、・通所リハビリを止めたことによる患者様の健康面の不具合
・入院患者との面会禁止措置
などなど、問題は山積みです。
しかし、これらをクリアしないと沖永良部島民への十分な医療提供ができまないことになります。
次に備えてどうするか。

やるしかないですね。
(文責:内科 藤崎)
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2021年06月05日
訪問診療 服部先生ver.
当院には現在常勤医師が4名在籍しております。
常勤医のみではとても沖永良部島の医療を支えることはできないので、全国各地の徳洲会グループ内、グループ外から各専門診療科の先生方に応援をいただいております。
今回は中部徳洲会病院疼痛治療科の服部政治先生です。
2019年11月より中部徳洲会病院の疼痛治療科の先生方に毎週木・金曜日に応援に来ていただいております。
中部徳洲会病院疼痛治療科の詳細はこちら



http://www.cyutoku.or.jp/depts/ptd/
主にがん性疼痛でお困りの患者様を診ていただいております。人口12,000人という小さな島ですが、当然癌治療を行っている患者様もいらっしゃいます。
今回は在宅でがん治療を頑張っておられ、脊髄鎮痛法を行っている患者様宅の訪問診療に服部先生が行かれました。
いざ患者様のお宅へ

疼痛日誌を確認します

鎮痛薬の交換を確認

笑顔でお見送りまでしてくださって、とても元気そうでした。

癌が治るわけではないけれど、あんなに痛みと闘っていた方が痛みから解放されることによって笑顔が戻ってきたことは大変うれしく思います。
(文責:内科 藤崎)
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タグ :訪問診療
2021年06月04日
訪問診療
当院は訪問診療も行っており、通院が困難な方や施設入居者などに対して行っております。
今年度より初期臨床研修医の地域研修期間に訪問診療が必須となりました。
主に3月から応援に来てくださっている吉田先生と訪問看護スタッフと一緒に診療に出向いております。

しおほしの里には吉川小由里先生(聖隷三方原病院)

ゆりの里には山本夢己先生(中部徳洲会病院)
2か所の施設に出向き、新型コロナワクチン接種も行いました。


筋肉注射です。
今度は患者さんの自宅にもお邪魔しますよ
今後はもっともっと訪問診療を増やしたいものです。
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2021年06月01日
地域研修終了 昭和大学 山崎先生
初期臨床研修医は2年目時に地域医療研修の期間が設けられています。
今回昭和大学より初めての研修医である山崎先生が1か月間当院で研修を行い、本日地元に戻られました。
1か月の短い間に新型コロナのクラスターが発生したため、例年通りのアフターファイブを満喫するには至っていないと思いますが、熱心に仕事をされておりました。

写真左が山崎先生です。
当院の研修ではプライベート時間も同じ研修医同士で過ごす時間が多いため、他の病院から研修に来ている先生たちと友情が芽生えることが多々あります。

以下、山崎先生からの感想です。
昭和大学横浜市北部病院の研修医 山崎 良と申します。
今回昭和大学系列から初の地域実習受け入れということで、先輩からの前情報なしで訪れたため最初不安ではありましたが、院長をはじめ先生方が気軽に接してくださりすぐに打ち解けられた気がします。
私が来島した5月は島で初めてクラスターが発生した最中であり、先生方がコロナ対応に追われている中自分が担当する別の患者の質問をしてもいつでも相談にのってくださり非常に仕事のしやすい雰囲気でした。
また、特に印象的がだったのがコロナ蔓延が1ヶ月で収束したことです。これには上級医の先生方、コメディカルスタッフに限らず事務や町役場の方含め毎日のように会議をし、単に患者の治療だけでなく数々の予防策やワクチンの早期大量接種等様々な先手をうつことによりコロナの被害を迅速に最小限に抑えられ、このように病院だけでなく島全体の感染症対策の指揮に積極的に取り組む本病院の姿が地域を担う中核病院としての大きな役割なのだと実感し非常に感銘を受けました。
自粛にて島でのレジャーやお店巡りはほぼ出来なかったものの、島一体となってコロナと闘い、蔓延収束を身近に体験することができ大きな糧を得られた気がします。
1ヶ月という短い間でしたが自分にとって一生忘れられない実習となりました。お世話になった方々本当にありがとうございました。

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2021年05月24日
放射線科の撮影装置を他院と共同利用

(※シーメンス社製1.5テスラMRI装置)
沖永良部島は人口約12000人余りで知名町・和泊町の2町あり、当院も含めていくつかの医療機関があります。
CT撮影装置は各医療機関にそれぞれ1台ずつ、島内に複数台ありますが、MRI撮影装置は当院にしかありません。
その1台しかないMRI撮影装置を有効に活用するため、各医療機関と当院とでMRI装置の共同利用を行っています。
他の医療機関の医師がMRI撮影を希望した場合、おおまかな流れとしては、
①当院放射線科に直接電話連絡をして頂き、放射線技師が依頼を受ける。
②患者さんは当院の受付を通らず、直接放射線科へ来てもらう。
③他施設の医師の指示のもと撮影を行い、画像データを渡して戻ってもらう。
④MRI撮影料は後日、まとめて他院に請求。
という形を取っています。
この利点としては、患者さんの大幅な待ち時間短縮です。
他院から紹介状を持参してMRIを撮影する場合、当院の受付・診察・会計などに待ち時間が発生してしまいます。
そのため、当院のMRI撮影装置を利用しやすいよう、このような体制を整えています。
他施設からのMRI撮影依頼は多く、2020年度では年間件数の内34%が他院からの依頼でした。
また、CT撮影装置についても共同利用を行っています。

(※Canon社製80列CT装置とデジタルX-TV装置)
離島であるため撮影装置が故障した際に、都市部と比較して修理に時間がかかってしまい、場合によっては丸2日間撮影出来ない事があります。
そのような事態を回避するため、当院のCT撮影装置が故障した場合、他の医療機関にCTの撮影をお願いしています。
様々な医療機関の垣根を越えて、島内にある医療資源を有効に活用する取り組みを私達は実践しています。
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2021年05月05日
MSW渡名喜さん応援終了
2020年11月から約半年間、中部徳洲会病院より応援に来ていただいていた社会福祉士の渡名喜さんが応援終了となりました。
始めて訪れた慣れない土地に住み、仕事をされることはかなり困惑されたかと思いますが、すぐに当院の戦力となって頂き、とても頼りになる存在でした。
短い間で地域の方や職員との良好な関係性を築けたのも渡名喜さんの人柄からだと思います。
コロナ渦ではありますが、落ち着いた時にはぜひまた仕事としてだけでなく、プライベートでも来島を心待ちにしております。
本当にありがとうございました。
以下、渡名喜さんの感想です。
中部徳洲会病院より社会福祉士の応援として来ました。
MSWの渡名喜と申します。
島の方々や院内スタッフに受け入れてもらえるのかと不安でしたが、みなさん優しく接してくださり、気にかけていただきました。
近くの港でウミガメを見て心が癒され、スポーツや観光もでき、島での生活は楽しく過ごせました。
沖永良部島では後方施設が少なく在宅退院や施設入所が決まるまで入院継続の方も多く、また、生活に直結する事情(牛の競りや農業の繁忙期など)を考慮する必要があり、初めての内容に戸惑い驚きました。
地域包括ケア病床があり、限られた期間で患者様が在宅退院していくまでの過程に関わり、元気に退院していく姿にMSWとして関われて良かったと嬉しく思いました。
急性期ではなかなか経験できないのでとても勉強になりました。
約6ヶ月、あっという間でしたが、楽しく過ごせたのは医師・看護師・リハビリなど院内スタッフと話しやすい環境だったからだと思います。沖永良部島で学んだこと・感じたことを活かせるようにしていきます。本当にありがとうございました。





現在、沖永良部島では新型コロナウイルス感染によるクラスターが発生しており当院も対応に追われております。島民の皆様におかれましても不安な日々をお過ごしかと思います。
今一度島民の力を合わせて、不要不急の外出を控え、飲食を伴う会合を自粛して頂き。
一刻も早く元のおだやかな時間の流れる生活に戻れるよう頑張っていきましょう。
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始めて訪れた慣れない土地に住み、仕事をされることはかなり困惑されたかと思いますが、すぐに当院の戦力となって頂き、とても頼りになる存在でした。
短い間で地域の方や職員との良好な関係性を築けたのも渡名喜さんの人柄からだと思います。
コロナ渦ではありますが、落ち着いた時にはぜひまた仕事としてだけでなく、プライベートでも来島を心待ちにしております。
本当にありがとうございました。
以下、渡名喜さんの感想です。
中部徳洲会病院より社会福祉士の応援として来ました。
MSWの渡名喜と申します。
島の方々や院内スタッフに受け入れてもらえるのかと不安でしたが、みなさん優しく接してくださり、気にかけていただきました。
近くの港でウミガメを見て心が癒され、スポーツや観光もでき、島での生活は楽しく過ごせました。
沖永良部島では後方施設が少なく在宅退院や施設入所が決まるまで入院継続の方も多く、また、生活に直結する事情(牛の競りや農業の繁忙期など)を考慮する必要があり、初めての内容に戸惑い驚きました。
地域包括ケア病床があり、限られた期間で患者様が在宅退院していくまでの過程に関わり、元気に退院していく姿にMSWとして関われて良かったと嬉しく思いました。
急性期ではなかなか経験できないのでとても勉強になりました。
約6ヶ月、あっという間でしたが、楽しく過ごせたのは医師・看護師・リハビリなど院内スタッフと話しやすい環境だったからだと思います。沖永良部島で学んだこと・感じたことを活かせるようにしていきます。本当にありがとうございました。





現在、沖永良部島では新型コロナウイルス感染によるクラスターが発生しており当院も対応に追われております。島民の皆様におかれましても不安な日々をお過ごしかと思います。
今一度島民の力を合わせて、不要不急の外出を控え、飲食を伴う会合を自粛して頂き。
一刻も早く元のおだやかな時間の流れる生活に戻れるよう頑張っていきましょう。
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2021年04月19日
当院独自の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み

(沖永良部徳洲会病院は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。)
SDGsとは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標の事です。
すべての人々にとってより良い、より持続可能な未来を築くための青写真であり、貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指しています。
SDGsの目標は相互に関連しており、誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要と言われています。
徳洲会グループが掲げる「命だけは平等だ」の理念や、医療資源が乏しい離島・へき地・海外へ医療を提供することは、SDGsの「3.すべての人に健康と福祉を」の考えに近いと思っています。

(画像は徳洲会グループのホームページから引用)
加えて当院独自のSDGsへの取り組みとして「14.海の豊かさを守ろう」を実践したいと思い、院外活動としてビーチクリーンを行う事にしました。

当院がある沖永良部島は美しい海に囲まれていますが、海流の影響で多くの海洋ごみによる汚染が深刻です。
梅雨が明ければ暑い夏がやってきますので、ビーチで遊ぶ機会も増えます。
これからも美しい海や砂浜を、未来の子供たちにつなげていけるよう、継続してビーチクリーンを行っていきたいと思います。

(「うじじきれい団」と一緒に行ったビーチクリーン活動)
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2021年04月13日
毎週月曜14時からはリハビリ回診
当院では毎週月曜日の14時よりリハビリ回診を行います!
3階病棟(急性期病棟)に入院し、リハビリを行っている患者さんの状態やリハビリの進捗状況、退院へ向けての調整などを話し合います。

医師、病棟看護師、リハビリスタッフ、入退院支援係(看護師、MSW)が参加し、患者さんのベッドサイドでカンファレンスを行います。整形外科術後、脳血管疾患、呼吸器疾患、心疾患など様々な疾患で頑張ってリハビリをしている患者さんの状態を皆で共有しあい、退院へ向けて支援していきます。離島へき地という地域の事情もあり、病状だけみると退院可能レベルであっても老々介護であったり、自宅の環境であったり様々な事情ですぐに退院とはいかないことも多々ありますが、それらの問題についてもこのリハビリ回診で話し合いを行います。
これも超急性期病院では経験することのない地域医療研修の一コマです。

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3階病棟(急性期病棟)に入院し、リハビリを行っている患者さんの状態やリハビリの進捗状況、退院へ向けての調整などを話し合います。

医師、病棟看護師、リハビリスタッフ、入退院支援係(看護師、MSW)が参加し、患者さんのベッドサイドでカンファレンスを行います。整形外科術後、脳血管疾患、呼吸器疾患、心疾患など様々な疾患で頑張ってリハビリをしている患者さんの状態を皆で共有しあい、退院へ向けて支援していきます。離島へき地という地域の事情もあり、病状だけみると退院可能レベルであっても老々介護であったり、自宅の環境であったり様々な事情ですぐに退院とはいかないことも多々ありますが、それらの問題についてもこのリハビリ回診で話し合いを行います。
これも超急性期病院では経験することのない地域医療研修の一コマです。

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タグ :リハビリテーション
2021年04月09日
第48回OK-Learning
第48回目のOK-Learningを開催しました。
講師は中部徳洲会病院から離島研修で来られているT医師。
テーマは「院内CPA対応について」

T医師が当院に来て早々に起きたCPAの事例を、その場にいた職員と共に振り返りながらの勉強会で、自己紹介も交えながらの和やかな雰囲気で行われました。

当院では毎月第1・第3木曜日に、医局も含め全職員に扉を開いた院内勉強会を開催しています。
病棟看護師から「定期的な症例検討や勉強会を開けないか」との相談があり、院長はじめ他の医師や研修医からも快い返事を頂けた事が開催のきっかけです。
今後は医師・看護師だけでなく、薬剤師や放射線技師、管理栄養士やケースワーカーなど、より広い職種から講義をいただき、多くの職員が広く他職種の業務内容の理解や、知識を得ることで病院全体のパフォーマンスの向上に結びつけられるようにできればと思っています。
また、OK-Learningに参加した職員は1ポイント獲得でき、10ポイント貯めると売店券1000円分が貰えるお得な勉強会です。

当院は職員のスキルアップをサポートしています。
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講師は中部徳洲会病院から離島研修で来られているT医師。
テーマは「院内CPA対応について」

T医師が当院に来て早々に起きたCPAの事例を、その場にいた職員と共に振り返りながらの勉強会で、自己紹介も交えながらの和やかな雰囲気で行われました。

当院では毎月第1・第3木曜日に、医局も含め全職員に扉を開いた院内勉強会を開催しています。
病棟看護師から「定期的な症例検討や勉強会を開けないか」との相談があり、院長はじめ他の医師や研修医からも快い返事を頂けた事が開催のきっかけです。
今後は医師・看護師だけでなく、薬剤師や放射線技師、管理栄養士やケースワーカーなど、より広い職種から講義をいただき、多くの職員が広く他職種の業務内容の理解や、知識を得ることで病院全体のパフォーマンスの向上に結びつけられるようにできればと思っています。
また、OK-Learningに参加した職員は1ポイント獲得でき、10ポイント貯めると売店券1000円分が貰えるお得な勉強会です。
当院は職員のスキルアップをサポートしています。
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2021年04月07日
研修終了 岡田祥先生
2020年度最後の初期研修医である岡田先生が3月31日に当院での地域研修を終えられました。
出身地:福岡県
卒業大学:熊本大学
千葉西総合病院初期研修のプログラムで、今年1月に急遽地域医療研修を当院で行うことが決まり、2月に沖永良部島へやってきました。事前に詳細をお伝えしていなかったため、本当に2月1日から沖永良部へ行くのかも分からず、そして、到着して空港から病院までどうやって行けばよいかも分からず、初めからハプニング続きでしたが、無事2か月が終了し、人生において大きな分岐点になった離島研修だったと思います。
以下、岡田先生の感想です。

沖永良部島での研修は、公私共に大変充実した2ヶ月でした。
まず全ての診療科を診ないと行けないことが一番大変でした。
眼科や皮膚科、耳鼻科などは全く研修したことがなかったですし、循環器疾患や脳血管疾患も救急車の初期対応はしたことがあっても病棟での管理はしたことがなかったので、戸惑いの毎日でした。
それでも沖永良部徳洲会病院は、医療スタッフが温かく、上級医の先生や応援で来られている専門の先生たちにとても相談しやすい環境であったので、なんとか乗り越えることができました。
どんな疾患でも全て自分で診ないといけない状況は、大変勉強になり良い経験になりました。
また、他の病院から来ている研修医の存在も大きかったです。いろんな視点があり切磋琢磨しながら協力して研修ができたように感じます。
就業後や休みの日は、他の医療スタッフや地元の方と島の生活を楽しみました。病院が企画している農作業体験(じゃがいも掘り)や、ケイビングに行ったり海でBBQをしたりと島でしかできない体験がたくさんできました。

本当に楽しい2ヶ月間でした。
お世話になった皆様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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出身地:福岡県
卒業大学:熊本大学
千葉西総合病院初期研修のプログラムで、今年1月に急遽地域医療研修を当院で行うことが決まり、2月に沖永良部島へやってきました。事前に詳細をお伝えしていなかったため、本当に2月1日から沖永良部へ行くのかも分からず、そして、到着して空港から病院までどうやって行けばよいかも分からず、初めからハプニング続きでしたが、無事2か月が終了し、人生において大きな分岐点になった離島研修だったと思います。
以下、岡田先生の感想です。

沖永良部島での研修は、公私共に大変充実した2ヶ月でした。
まず全ての診療科を診ないと行けないことが一番大変でした。
眼科や皮膚科、耳鼻科などは全く研修したことがなかったですし、循環器疾患や脳血管疾患も救急車の初期対応はしたことがあっても病棟での管理はしたことがなかったので、戸惑いの毎日でした。
それでも沖永良部徳洲会病院は、医療スタッフが温かく、上級医の先生や応援で来られている専門の先生たちにとても相談しやすい環境であったので、なんとか乗り越えることができました。
どんな疾患でも全て自分で診ないといけない状況は、大変勉強になり良い経験になりました。
また、他の病院から来ている研修医の存在も大きかったです。いろんな視点があり切磋琢磨しながら協力して研修ができたように感じます。
就業後や休みの日は、他の医療スタッフや地元の方と島の生活を楽しみました。病院が企画している農作業体験(じゃがいも掘り)や、ケイビングに行ったり海でBBQをしたりと島でしかできない体験がたくさんできました。

本当に楽しい2ヶ月間でした。
お世話になった皆様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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2021年04月06日
建部先生研修終了!
もう昨年度の話になってしまいましたが、1月18日~3月13日までの8週間、奈良県立医科大学より当院へ地域研修に来ておりました建部壮先生の研修が終了となりました。
出身地:宮崎県
年齢:41歳
建部先生はT京大学を卒業後に自衛官となり、30歳を過ぎて医学部へ入学し、医者になったという異色の経歴の持ち主です。ここでは言えないような自衛官時代のお話をいっぱい教えてもらいました。また、ご家族で沖永良部へいらしたので、私生活に至るまで島ライフを満喫できたのではないでしょうか。奥様もお仕事をされていて、リモートワークをされていたそうです。今後は総合診療医を目指すというこですので、是非とも頑張ってほしいです。そしてまた沖永良部島へお越しください。


以下、建部先生からの沖永良部島での研修の感想です。
● 2年間の初期研修の集大成として
沖永良部徳洲会病院は島内唯一の総合病院であり、あらゆる重症度・病態の患者さんが訪れます。内科・外科・産婦人科以外は常勤医がおらず、いつでも他科コンサルトができる基幹病院と違い、どんな患者・病態に対してもある程度は自分で初期対応を行う必要があります。研修基幹病院の臓器別内科、小児科、外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、精神科などのローテーションでそれまで学んできた知識を総動員して診療に当たる場面が多く、2年間の研修の集大成のような場になりました。一方で、他院から応援で来てくれている各科の医師は非常にフットワークが軽く、一般外来・病棟で何をどこまでやればいいかを気軽に相談できる環境はとてもありがたかったです。
●患者さんの日常生活との近さ
急性期病棟の入院診療だけでなく、救急外来、一般・定期外来、訪問診療、療養病棟での診療など、地域住民の方が医療機関を必要とするあらゆる場面で診療にあたるので、患者さんがどういう日常生活を送っているのかを意識する機会が多い研修でした。高次の医療機関である大学病院で研修をしていると、つい患者さんの日常生活から切り離された入院生活だけを見てしまいがちですが、離島では医療従事者も患者さんとほぼ同じ環境で生活します。島のどのあたりに住んでいて、どこに何の畑を持っていて、どこで日常の買い物をして、どこの施設に親が入居している・・・などの情報は非常にリアリティがあり、日常生活にどう介入するかを意識して診療にあたった経験はとても有意義なものになりました。
●小規模病院ならではの「顔の見える」多職種連携
看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、技師、栄養士、MSWなど、大学病院では「部門」としてとらえがちな他職種のスタッフと顔が見える個人的な関係を作れたのはとても有意義な経験でした。島の同じ環境の中で生活しているので日常生活でも接する機会が多く、部門の利害などは全く意識せず立ち入った相談にも乗ってもらいやすくなります。今後、自分の中で「薬剤師」といえば「あの薬のことで相談に乗ってもらった○○さん」、「栄養士」といえば「あの患者さんにこういう指導をしてもらった××さん」・・・と、沖永良部で一緒に仕事をした人の顔を具体的に思い浮かべることになりそうです。

●プライベートについて
宿舎はいくつかのタイプがあり、必要な家具や日用品はすべて完備されていました。私の場合は病院のすぐ近くで2DKと広めの「オーシャンハイツ」に入居しました。建物の外見は少し年季が入っていますが、内装・水回りはきれいで、妻子と暮らすのに十分な広さで快適に過ごすことができました。休日や当直明けの日などは病院の車を借りて島の名所巡りやケイビング、ホエールウォッチング、ジャガイモの収穫体験などのアクティビティをすることができ、徳洲会の研修医勉強会で名瀬(奄美大島)に1~2泊したほか、沖縄本島や与論島に行く同期もいました。信じられないほど透き通った海で、子どもに初の海遊びをさせることができたのをはじめ、2ヵ月間で多くの家族での思い出を作ることができました。

●結びにかえて
臨床研修の締めくくりにふさわしい充実した2ヵ月間で、また家族としてもかけがえのない時間を過ごすことができました。このような貴重な機会をいただいた玉榮院長、指導医の藤崎先生をはじめ沖永良部徳洲会病院の皆様、奈良医大臨床研修センターの皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。
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出身地:宮崎県
年齢:41歳
建部先生はT京大学を卒業後に自衛官となり、30歳を過ぎて医学部へ入学し、医者になったという異色の経歴の持ち主です。ここでは言えないような自衛官時代のお話をいっぱい教えてもらいました。また、ご家族で沖永良部へいらしたので、私生活に至るまで島ライフを満喫できたのではないでしょうか。奥様もお仕事をされていて、リモートワークをされていたそうです。今後は総合診療医を目指すというこですので、是非とも頑張ってほしいです。そしてまた沖永良部島へお越しください。


以下、建部先生からの沖永良部島での研修の感想です。
● 2年間の初期研修の集大成として
沖永良部徳洲会病院は島内唯一の総合病院であり、あらゆる重症度・病態の患者さんが訪れます。内科・外科・産婦人科以外は常勤医がおらず、いつでも他科コンサルトができる基幹病院と違い、どんな患者・病態に対してもある程度は自分で初期対応を行う必要があります。研修基幹病院の臓器別内科、小児科、外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、精神科などのローテーションでそれまで学んできた知識を総動員して診療に当たる場面が多く、2年間の研修の集大成のような場になりました。一方で、他院から応援で来てくれている各科の医師は非常にフットワークが軽く、一般外来・病棟で何をどこまでやればいいかを気軽に相談できる環境はとてもありがたかったです。
●患者さんの日常生活との近さ
急性期病棟の入院診療だけでなく、救急外来、一般・定期外来、訪問診療、療養病棟での診療など、地域住民の方が医療機関を必要とするあらゆる場面で診療にあたるので、患者さんがどういう日常生活を送っているのかを意識する機会が多い研修でした。高次の医療機関である大学病院で研修をしていると、つい患者さんの日常生活から切り離された入院生活だけを見てしまいがちですが、離島では医療従事者も患者さんとほぼ同じ環境で生活します。島のどのあたりに住んでいて、どこに何の畑を持っていて、どこで日常の買い物をして、どこの施設に親が入居している・・・などの情報は非常にリアリティがあり、日常生活にどう介入するかを意識して診療にあたった経験はとても有意義なものになりました。
●小規模病院ならではの「顔の見える」多職種連携
看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、技師、栄養士、MSWなど、大学病院では「部門」としてとらえがちな他職種のスタッフと顔が見える個人的な関係を作れたのはとても有意義な経験でした。島の同じ環境の中で生活しているので日常生活でも接する機会が多く、部門の利害などは全く意識せず立ち入った相談にも乗ってもらいやすくなります。今後、自分の中で「薬剤師」といえば「あの薬のことで相談に乗ってもらった○○さん」、「栄養士」といえば「あの患者さんにこういう指導をしてもらった××さん」・・・と、沖永良部で一緒に仕事をした人の顔を具体的に思い浮かべることになりそうです。

●プライベートについて
宿舎はいくつかのタイプがあり、必要な家具や日用品はすべて完備されていました。私の場合は病院のすぐ近くで2DKと広めの「オーシャンハイツ」に入居しました。建物の外見は少し年季が入っていますが、内装・水回りはきれいで、妻子と暮らすのに十分な広さで快適に過ごすことができました。休日や当直明けの日などは病院の車を借りて島の名所巡りやケイビング、ホエールウォッチング、ジャガイモの収穫体験などのアクティビティをすることができ、徳洲会の研修医勉強会で名瀬(奄美大島)に1~2泊したほか、沖縄本島や与論島に行く同期もいました。信じられないほど透き通った海で、子どもに初の海遊びをさせることができたのをはじめ、2ヵ月間で多くの家族での思い出を作ることができました。

●結びにかえて
臨床研修の締めくくりにふさわしい充実した2ヵ月間で、また家族としてもかけがえのない時間を過ごすことができました。このような貴重な機会をいただいた玉榮院長、指導医の藤崎先生をはじめ沖永良部徳洲会病院の皆様、奈良医大臨床研修センターの皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。
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