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2019年11月28日

放射線部会全国学術大会



11月17日徳洲会放射線部会全国学術大会が生駒市立病院にて開催されました。

テーマは『業務改善について』

徳洲会全国9ブロックの予選会より選抜された9演題が発表され、沖縄ブロック代表に選ばれていた 当院放射線科の堤主任の演題が見事 最優秀賞に選ばれました。

演題は 『脳ドック受診者増加の取り組み』について

2017年12月の新築移転時に、従来あった0.5テスラの古いMRI装置から精度の高い1.5テスラの新しいMRI装置を導入後にスタートした 『シンプル脳ドック』 に関する発表でした。

当院では 脳ドックを受ける方が年間20名以下と少なく、毎年 動脈瘤破裂によるくも膜下出血で搬送され、なくなられる方も数名おられる状況があり…

そこで少しでもたくさんの方に脳ドックを受けてもらい早期発見、早期治療につなげていけるように! と 新築移転時にシンプル脳ドックというプランを新設しました。

従来の脳ドックのプランより検査項目を少なくし、問診後 血圧測定をし、頭部MRI.MRA、頸動脈超音波のあと医師の診察と結果説明を行い 報告書をお渡しするという内容です。

価格は、受診しやすい様に日本人間ドック検診協会価格調査での最安値より安い、1万円という設定に。

移転からの2年間で、シンプル脳ドック受診者さ466名と、たくさんの方が受診されました。

結果、未破裂の動脈瘤や、脳腫瘍、血管の異常等が44名の方にみつかり、手術まで至った方も数名いたとの発表でした。



堤主任より考察として、

試みにより受診者を増加する事ができ、結果数名の方を早期治療につなげる事ができました。
しかしながら、移転後も非外傷性くも膜下出血の方が数名当院に搬送されています。
今後も脳ドックに限らず 様々なオプション検査を充実させる事で、受診者を増やし疾患の早期発見、早期治療に努めていきます

との事でした!

私達 検査に携るものは、病気の発見の現場に多く出会います。

そこで感じるのは早期発見、検診の重要性です。

是非みなさん 検診を受けて下さいね  

Posted by 沖永良部徳洲会病院 at 11:03