2022年02月02日
奈良県立医大 山崎先生 地域研修終了
奈良県立医科大学より地域研修に来ておりました山崎先生が無事2か月間の研修を終え、奈良へ戻りました。今でこそオミクロン株の流行で全国的に大変な時期ではありますが、沖永良部では全国的に下火であった年末にデルタ株患者さんたちがおりまして大変な時期でした。その間も発熱外来、当直業務棟頑張っていただきました。
以下、山崎先生の地域研修の感想になります。
奈良県立医科大学初期研修医の山﨑慎太郎です。2021年12月から年を跨いで1月までの2ヶ月間、沖永良部徳洲会病院で地域医療研修させていただきました。

僕よりも一足先に沖永良部を満喫した同期からいただいた「ほとんど何も持っていかんでも島生活は余裕やで」という言葉を妄信し、夏旅行用の荷物で来島し凍死しかけたところから沖永良部での生活が始まりました。(年末年始に冬服持参のため帰省しました。)
研修初日ですが、困ったら何でも相談していいから!とおっしゃっていた藤崎先生が、前日夜に本人曰く「ただの水」を飲みすぎたせいか、外来中トイレからしばらく帰らぬ人となったり、その翌日には120kgオーバー大男研修医の喜瀬くんが、同時期に来島したはずなのにいつの間にか腸炎で入院していたようで、点滴棒をカラカラ引きながらスクラブで院内を闊歩していたりなど、意味の分からないことが多すぎて、仕事どころではありませんでした。なんならこれまで大学病院で上級医の先生の決めた方針に頷いていただけの山﨑は、自分主体で動かなければならないシステム上、困る場面はかなり多かったです。
しかし、後期研修医の安本先生や岡田先生(1月からは村上先生も)に色々手助けしていただきながら何とか乗り切り、落ち着きなく四六時中院内を彷徨い続ける謎同期の宇佐美が増え、看護師さん・薬剤師さん・MEさんなども仕事以外でも多くの接点があり、すぐに過ごしやすい環境に変わりました。普段大学病院では経験できないような手技や治療もこの短期間で沢山経験できたお陰で、自分的には大きく成長できました。離島ならではの、患者のADLや生活背景を踏まえ、どんな治療・病院側としての接し方が患者にとって良いのかを考える、というのも思考過程自体は拙いながらもとても勉強になりました。
その後も掘っても掘っても無茶苦茶なお嬢様エピソードが際限なく飛び出してくる細田、1月スタートなのに長袖はパーカー1枚のみでやって来た自分以上に沖永良部をナメていた山下、と愉快な同期が増え、喜瀬の車メインで島内の美味しい店を堪能し尽くせたのはいい思い出です。


また、人間でも動物でもウェルカムの玉榮院長の洒落たご自宅でクリスマスパーティーやBBQ、映画鑑賞などさせていただきました。島内の食物連鎖の頂点に立つと囁かれている院長の愛犬には惜しくも会うことはできませんでしたが…。
ダラダラ思いつくままに書いていましたが、上級医の先生方にも同期にも恵まれた、充実した研修生活を送ることができました。関わってくださった全ての方に、感謝の意を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。


ちなみに、沖永良部名物ケイビングの4コース全て制覇して戦利品をいただきました。


以下、山崎先生の地域研修の感想になります。
奈良県立医科大学初期研修医の山﨑慎太郎です。2021年12月から年を跨いで1月までの2ヶ月間、沖永良部徳洲会病院で地域医療研修させていただきました。

僕よりも一足先に沖永良部を満喫した同期からいただいた「ほとんど何も持っていかんでも島生活は余裕やで」という言葉を妄信し、夏旅行用の荷物で来島し凍死しかけたところから沖永良部での生活が始まりました。(年末年始に冬服持参のため帰省しました。)
研修初日ですが、困ったら何でも相談していいから!とおっしゃっていた藤崎先生が、前日夜に本人曰く「ただの水」を飲みすぎたせいか、外来中トイレからしばらく帰らぬ人となったり、その翌日には120kgオーバー大男研修医の喜瀬くんが、同時期に来島したはずなのにいつの間にか腸炎で入院していたようで、点滴棒をカラカラ引きながらスクラブで院内を闊歩していたりなど、意味の分からないことが多すぎて、仕事どころではありませんでした。なんならこれまで大学病院で上級医の先生の決めた方針に頷いていただけの山﨑は、自分主体で動かなければならないシステム上、困る場面はかなり多かったです。
しかし、後期研修医の安本先生や岡田先生(1月からは村上先生も)に色々手助けしていただきながら何とか乗り切り、落ち着きなく四六時中院内を彷徨い続ける謎同期の宇佐美が増え、看護師さん・薬剤師さん・MEさんなども仕事以外でも多くの接点があり、すぐに過ごしやすい環境に変わりました。普段大学病院では経験できないような手技や治療もこの短期間で沢山経験できたお陰で、自分的には大きく成長できました。離島ならではの、患者のADLや生活背景を踏まえ、どんな治療・病院側としての接し方が患者にとって良いのかを考える、というのも思考過程自体は拙いながらもとても勉強になりました。
その後も掘っても掘っても無茶苦茶なお嬢様エピソードが際限なく飛び出してくる細田、1月スタートなのに長袖はパーカー1枚のみでやって来た自分以上に沖永良部をナメていた山下、と愉快な同期が増え、喜瀬の車メインで島内の美味しい店を堪能し尽くせたのはいい思い出です。


また、人間でも動物でもウェルカムの玉榮院長の洒落たご自宅でクリスマスパーティーやBBQ、映画鑑賞などさせていただきました。島内の食物連鎖の頂点に立つと囁かれている院長の愛犬には惜しくも会うことはできませんでしたが…。
ダラダラ思いつくままに書いていましたが、上級医の先生方にも同期にも恵まれた、充実した研修生活を送ることができました。関わってくださった全ての方に、感謝の意を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。


ちなみに、沖永良部名物ケイビングの4コース全て制覇して戦利品をいただきました。


タグ :研修医