沖永良部徳洲会めへでぃろブログ

沖永良部島でも高齢化や人口減少が進み、職員の確保が難しく、医師や看護師はもちろん薬剤師、放射線技師の応援をグループ病院から頂きながら、日々の業務を行っている現状があります。
この中で介護職員の不足も切迫しており、介護職員の応援制度もなく確保が難しいため、介護業務に看護師が入ることもあります。
名瀬徳洲会病院や喜界徳洲会病院では、介護職員確保の取り組みとして未資格者である介護の職業を希望とする方や、実務に就いている職員に対して、教育を行い資格取得に繋がる、初任者研修を行っているとの情報提供があり「待っているだけでは何も進まない！」と、名瀬徳洲会介護センター下町センター長を迎え、当院でも実施することとなりました。
2名の介護福祉士と4名の看護師が講師を行うために、数か月前から準備に取り掛かり、全島への案内で8名の受講者が集まり11月24日に開校。年末年始以外は毎週土日3か月間をかけて、座学と実務の研修を行ってきました。
2月10日に最終試験を実施、終了式を迎えました。8名全員が合格、晴れて合格証と資格証の交付を行いました。
受講生は「何十年ぶりに受ける試験で、昨日は緊張で眠れなかったです。とてもホッとしています。今日から眠れます。」「今まで知らなかったことを学べて、とっても良かったです。」とのコメントを聞き、講師陣も安堵したと共に、次年度からもぜひ続け、更に受講生を増やし一緒に働ける仲間が一人でも増えるよう、皆で取り組んでいきたいと思います。


前日には講師陣が集まり、打ち上げを行いました。それぞれ講師を終えての労をねぎらい合い、介護事業の今後についての話で盛り上がり、話は尽きず・・。


一人一人点呼され、「おめでとう合格でした。」と聞くまでは、不安な表情でいっぱいの受講生の皆さんでした。